近年、多くの企業がマーケティングに力を入れているInstagram(インスタグラム)。その中でも、24時間で消える「ストーリーズ」機能は、ビジネスにおいて非常に強力なツールとなっています。
今回は、企業がなぜストーリーズを活用すべきなのか、そして「ショートCMのように作り込むメリット」や「一般層への認知拡大の重要性」について、じっくりと紐解いていきましょう。
目次
なぜ企業が「ストーリーズ」をやるべきなのか?
Instagramの通常投稿(フィード)は、世界観を作り込んだり、情報をストックしたりするのに向いています。
しかし、どうしてもユーザーの手が止まりにくく、流し見されてしまいがちです。
一方でストーリーズは、ユーザーが自発的にタップして次々と見ていく、非常にアクティブな視聴環境が整っています。
24時間で消えるという手軽さから、ユーザーも心理的ハードルが低く、日常のルーティンとしてチェックしている人が多いのが特徴です。
この「日常の動線」に自然と企業のメッセージを滑り込ませることができるのが、ストーリーズ最大の強みです。
「ショートCMっぽく」ちゃんと作り込むメリットと必要性
ストーリーズはスマホの画面いっぱいに縦型で表示されるため、視聴者の視界をジャックできるという大きなアドバンテージがあります。
だからこそ、ここを「ショートCM」のように、クオリティにこだわって作り込むことには大きなメリットがあります。
企業のブランド価値をグッと引き上げる
スマートフォンの全画面で、美しい映像や洗練されたデザイン、心地よい音楽が流れてきたらどうでしょう。
ユーザーは一瞬でそのブランドの世界観に引き込まれます。
「たかが24時間で消えるストーリー」と思わず、1本の短いCMとして丁寧に作り込むことで、「この会社はディテールまでこだわっている」「信頼できる洗練されたブランドだ」というポジティブなイメージ(企業ブランドの向上)を植え付けることができます。
最初の1〜2秒で引き留める「必要性」
ストーリーズは、ユーザーが親指一つで簡単に「次の人の投稿」へスキップできてしまいます。
つまり、最初の1〜2秒で「おっ」と思わせなければ、存在すら気づいてもらえません。
だからこそ、ただの静止画や文字だけの投稿ではなく、動画の構図、テンポ感、テキストの配置などを計算し尽くした「ショートCM的な作り込み」が必要不可欠になるのです。
対企業(BtoB)だけじゃない!一般人に届けることの本当の意味
ビジネスの現場では「うちは企業向けのサービスだから、一般の人に見せても意味がないのでは?」と考えがちです。
しかし、実は「一般の人にたくさん見てもらって認知度を上げること」こそが、巡り巡って最大のビジネスチャンスを生むのです。
テレビやYouTubeのCMが教えてくれること
テレビCMやYouTubeの広告を思い出してみてください。
BtoB企業(例えば、企業の管理システムや、製造業の部品メーカーなど)が、一般向けにたくさんCMを流していますよね。
一見、ターゲットではない一般人にアピールしているように見えますが、これには深い理由があります。
信頼性の担保: 「みんなが知っている会社」になることで、いざ企業間で取引をする(営業に行く)ときに、「あ、あのCMの会社ね!」と、最初から高い信頼感を持ってもらえます。
決裁者も「一人の一般人」
企業の社長や役員、担当者も、仕事を離れればスマホでInstagramを見ている「一人の一般人」です。
プライベートの時間にふと目にした魅力的なショートCMが、後々のビジネスの導入きっかけになることは珍しくありません。
口コミと採用への好影響
一般のファンが増えれば、「この会社面白いよ」と誰かに紹介してもらえたり、将来的に「この会社で働きたい」という優秀な人材が集まりやすくなったりします。
対企業(BtoB)へのピンポイントな発信だけでは、どうしてもパイが小さく、効果が薄くなってしまいがちです。
だからこそ、Instagramという開かれたプラットフォームで、広く一般の人に愛される・知られる工夫をすることが、結果的に企業の土台を一番強くしてくれます。
Canvaや動画生成ツールの普及と「やらないよりはマシ」の壁
今はCanva(キャンバ)やAI動画生成ツールなどが本当に充実していて、専門知識がなくても、スマホやPCでパパッとそれっぽい動画を作れるようになりましたよね。
もちろん、それは素晴らしいことです!
「難しそうだから」と何もしないくらいなら、そういったツールを使って「まずはやってみる」「打席に立つ」ということ自体には、間違いなく大きな価値があります。
ただ、ツールが便利になったということは、裏を返せば「みんなが同じようなクオリティの動画を簡単に作れるようになった」ということでもあります。
テンプレートをそのまま使った動画は、どうしても「どこかで見たことがある感」が出てしまい、ユーザーの目を引くのが難しくなってきているのも事実です。
「やらないよりは良い」のステップをクリアした次の段階として、ツールをどう使いこなすか、あるいはどう差別化していくかという視点が必要になってきています。
もしも同業他社が「プロレベルの動画」を使ってきたら?
ここで少し想像してみてほしいのです。
もしもあなたのライバル企業(同業他社)が、一歩先を行って「プロが本気で作ったショートCMレベルの動画」をストーリーズに流し始めたらどうなるでしょうか……?
並べて見比べられたとき、どうしても見栄えや説得力、そして「企業としての信頼感」に目に見える差が出てしまいますよね。
ユーザーは、ストーリーズを流し見しながら、無意識のうちにその企業の「格」を判断しています。
自社: テンプレート通りの、ちょっと手作り感のある動画
他社: 構図やテンポ、音のハメ方まで計算し尽くされたプロレベルの動画
この2つが連続で流れてきたら、多くの人は直感的に「他社」のほうに洗練されたブランドイメージを抱いてしまいます。
ツールで手軽に作れる時代だからこそ、あえてしっかり作り込んだ「本物のクオリティ」を提示することが、他社に圧倒的な差をつけるための最大の武器になるのです。
提案:「ほの国」のストーリーズを活用する相乗効果
ここで、具体的な活用イメージを一つご紹介します。
もし、自社で作り込んだ素敵なショートCMを、地域で絶大な支持を集めるローカルメディア(例えば、東三河で1万人のフォロワーを持つポータルサイト『ほの国』など)のストーリーズに掲載・紹介してもらうことができたら、一体どんなことが起きるでしょうか?
そこには、自社単体での発信では絶対に得られない「爆発的な相乗効果」が待っています。
① 地域の信頼という「後ろ盾」が得られる
すでに何万人もの地元のファンに支持され、信頼されているメディアに紹介されるということは、強力な「お墨付き」をもらうのと同じです。
ユーザーは「あの『ほの国』がわざわざ紹介している会社(お店)なら、きっと素敵に違いない」「安心して任せられそう」という、高い信頼感と親近感を持った状態であなたのショートCMを見てくれます。この心理的ハードルの下がり方は、自社アカウントだけで発信する何倍もの価値があります。
② 「質の高いアプローチ」で一気に届く
1万人以上のフォロワーがいるアカウントのストーリーズは、毎日リアルタイムで見ているアクティブな地元のユーザーが非常に多いです。
そこに、プロレベルで作り込まれたショートCMを流すことで、これまで自社の存在を知らなかった層へ一気に、かつ魅力的な形でアプローチできます。
ただ名前を知ってもらうだけでなく、「世界観ごと一瞬でインプットできる」ため、ブランドの認知度が地域内で爆発的に高まるのです。
このように、「自社で作り込んだ高いクオリティの動画」×「地域の有力メディアの発信力」が掛け合わさることで、投資した以上のリターンと、他社が真似できない圧倒的なブランド力が手に入ります。
まとめ:親しみやすさとクオリティの両立を
ストーリーズは、企業とユーザーの距離を縮めてくれる素晴らしい場所です。
だからこそ、ガチガチの営業感を出すのではなく、「スマホで見やすいショートCM」として質にこだわりつつ、柔らかく届けることが大切です。
たくさんの一般のユーザーに「素敵だな」「知れてよかったな」と思ってもらえる発信を続けていくことで、企業のブランド力は一歩一歩、確実に、そして強固に育っていきます。