スレッズ(Threads)は本当に伸びている?世界5億人突破の「今」と「これから」を徹底予想
海外では「ついにXを追い抜いた」というニュースも出てきたスレッズ。世界と日本のユーザー数の推移から、企業アカウントの動向、インスタとの使い分け戦略、そして地方の店舗・中小企業が今すぐ始めるべき理由まで、データを基にまとめました。
1. スレッズの世界ユーザー数はどこまで伸びた?
Meta社が運営するスレッズは2023年7月にリリースされ、わずか5日間で全世界の登録者数が1億人を突破するという異例のスタートを切りました。その後も成長を続け、2026年6月には月間アクティブアカウント数が5億人に到達したことが公式に発表されています。
(1年経過時点)
特に2025年8月から2026年6月までの約10カ月で1億人を積み増しており、成長ペースはむしろ加速している状況です。今後も年内にさらなる増加が見込まれ、単純な伸び率で計算した予測では2026年後半にかけて日本国内のユーザー数も大きく伸びるとみられています。
2. 「Xを抜いた」は本当?デイリーアクティブユーザーの逆転劇
海外メディアで話題になった「スレッズがXを抜いた」という話は、月間ユーザー数ではなく、モバイルアプリのデイリーアクティブユーザー数(DAU)における比較です。市場調査会社Similarwebのデータによると、2025年9月に初めて僅差でスレッズがXを上回り、2026年1月時点ではさらに差を広げています。
2025年9月
2025年9月
2026年1月
2026年1月
3. 日本国内のユーザー数はどのくらい?
国内に目を向けると、2025年8月時点でのスレッズの月間アクティブユーザー数(20歳以上)は約1,230万人。サービス開始から2年間で222%増という高い成長率を記録しています。単純な伸び率から試算すると、2026年9月頃には2,300万人規模に達する可能性も指摘されています。
他の主要SNSと比べるとまだ規模は小さいものの、成長率で見ればBeReal.に次ぐ高さです。「これから伸びる」フェーズにあるSNSと捉えて間違いないでしょう。
4. スレッズはどんな使われ方をされている?
スレッズの大きな特徴は「会話」中心の設計です。全体の閲覧数のうち約半分がリプライ(返信)経由という調査結果もあり、投稿そのものよりも、そこに続くやり取りが盛り上がりのカギを握っています。投稿直後の反応速度が重視される「ゴールデンアワー」(投稿後1時間程度)の考え方や、コメント欄でのやり取りの深さが表示範囲に影響する仕組みも、この会話中心の設計を裏付けています。
2026年に入ってからは、フィードの表示内容をユーザー自身が調整できる「Dear Algo」「Your Algo」機能や、共通の関心を持つ人同士がつながる「コミュニティ」機能も追加され、単なる短文投稿サービスから一歩進んだ「趣味・関心ベースのつながりの場」へと進化しつつあります。
投稿の中心テーマ
日常のつぶやき、専門知識の共有、商品・サービスの一次情報、トレンドへのコメントなど、Xに近い使われ方が中心です。
雰囲気・空気感
Instagram譲りの「いいね」文化があり、攻撃的な議論や炎上が起こりにくいとされています。共感ベースの反応が集まりやすいのが特徴です。
5. スレッズはどんな人・アカウントに向いている?
写真や動画の準備に時間をかけられない人でも、思ったことをテキストでそのまま発信できる手軽さが最大の魅力です。次のようなタイプの人・アカウントと特に相性が良いといえます。
逆に、ビジュアル訴求が命の商材(アパレル、食の見た目、空間デザインなど)を主軸にする場合は、スレッズ単体よりもInstagramと組み合わせて使うほうが効果的です。
6. Instagramとの比較と、使い分け戦略
| 項目 | Threads | |
|---|---|---|
| 投稿の主役 | 写真・動画(ビジュアル) | テキスト(最大500文字) |
| 得意なこと | 世界観・ブランドイメージの構築 | 会話・信頼構築・当たりネタの発掘 |
| アルゴリズムの重視点 | 保存・シェア数、滞在時間 | 初速の反応(いいね・リプライ・リポスト)、返信の活発さ |
| 投稿リンク | 本文中はリンクとして機能しにくい | 投稿内リンクが機能し、外部誘導しやすい |
| 競合の多さ | ジャンルによっては飽和状態 | 発信者はまだ少なく、先行者優位を取りやすい |
おすすめの使い分け方:「スレッズで試して、インスタで育てる」
効果的なのは、同じテーマでも切り口を変えた投稿をスレッズで複数パターン素早く試し、反応の良かった型だけをInstagramのリールや投稿に落とし込む方法です。スレッズはフォロワー数に依存せず初動の反応で拡散するため、当たり企画を見つけるテスト場として機能します。一方Instagramは、見つかった「刺さる型」を丁寧な画像・動画で仕上げ、ブランドの世界観として積み上げていく場と位置づけると、両SNSの強みを両取りできます。
7. 大手企業はどう動いている?
国内の大手企業でも、スレッズを独自の使い方で活用する事例が増えています。自動車業界の一角では、公式アカウントを通じてファン向けの限定コンテンツを配信する場として活用する例が見られます。レシピ系のサービスでは、短尺動画に手順をテキストで丁寧に添えることで「あとで見返したい」と思わせる投稿を設計し、保存されやすいコンテンツづくりに役立てています。
また、Threadsユーザーの4人に3人が少なくとも1つの企業アカウントをフォローしているというデータもあり、企業アカウント=広告という警戒感は薄く、丁寧な返信を重ねることで好意的な関係を築きやすい土壌があるといえます。2026年3月からは有料パートナーシップラベルの運用も始まり、透明性を保ちながら商用投稿を行いやすい環境も整いつつあります。
8. 地方の企業・店舗こそ今スレッズを始めるべき理由
① 完全無料で始められる
Instagramアカウントさえあれば追加費用なしですぐに開設可能。広告予算をかけにくい地方の店舗・中小企業でも導入のハードルがほぼありません。
② 発信者がまだ少なく埋もれにくい
Instagramでは同じジャンルの投稿が飽和している一方、スレッズは積極的に投稿している人がまだ限られており、少ない投稿数でも見つけてもらいやすい状況です。
③ 炎上しにくく安心して運用できる
共感ベースの空気感で、Xのような過激な議論や炎上が起こりにくいとされています。SNS運用担当を専任で置けない店舗でもリスクを抑えて発信できます。
④ 「人となり」が伝わりやすい
写真映えよりも言葉が主役。飲食店の店主のこだわり、美容サロンの施術者の想い、工務店の職人の日常など、地域密着型のビジネスが強みとする「人柄」を伝えるのに向いた設計です。
特に飲食店や美容サロン、工務店・住宅会社のように「信頼」や「人柄」が来店動機に直結する業種にとって、スレッズは低コストで始められる有力な選択肢になります。既にInstagramを運用しているなら、投稿の一部を転用するだけでも十分にスタートを切れます。
9. 同じ内容でもインプレッションはSNSごとに違う?
同じテーマの投稿をInstagram・X・スレッズの3媒体に同時投稿し、反応を比較した個人ユーザーの検証例では、いいね数はInstagramが最も多く、スレッズとXはほぼ同水準という結果が紹介されています。インプレッション数についてはXとInstagramがほぼ同程度だった一方、スレッズはインプレッションを確認しづらい仕様のため単純比較が難しい、という点も指摘されています。
目安としては、Instagramは「発見」タブ経由の流入が反応率を左右し、Xは投稿直後のエンゲージメント速度、スレッズはリプライを通じた会話の広がりが、それぞれのインプレッションを伸ばす鍵になっているといえます。
まとめ:スレッズは「今から」でも十分間に合う
世界では5億人、国内でも1,000万人を超える規模に成長し、モバイルアプリの利用時間ではXに並ぶ存在感を持つようになったスレッズ。今後も国内ユーザー数の増加が見込まれる中、無料で始められて炎上リスクも低いという特性は、特に地方の店舗や中小企業にとって大きな追い風です。
- 世界MAUは2026年6月に5億人到達、成長ペースは加速中
- 国内MAUは約1,230万人(2025年8月時点)、他SNSと比べ伸び代が大きい
- モバイルアプリのDAUでは既にXを上回る場面も
- 会話・共感ベースの設計で、写真より言葉で伝えたい事業者に向く
- 「スレッズで試してインスタで育てる」使い分けが効果的
- 無料・低リスクで始められるため、地方企業こそ先行者利益を狙いやすい